NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

セミナー情報

ミトコンドリアにおけるβバレル型膜タンパク質複合体の構造と機能

演題 ミトコンドリアにおけるβバレル型膜タンパク質複合体の構造と機能
講演者 竹田 弘法 博士(奈良先端科学技術大学院大学 研究員)
使用言語 日本語
日時 2022年6月13日(月曜日) 10:00~10:45
場所 オンライン開催
内容
ミトコンドリアは ATP 産生・糖代謝・アポトーシスなどに関与する真核生物に
必須のオルガネラである。ミトコンドリアが正常に機能するためには、サイト
ゾルで合成された前駆体タンパク質・有機分子・金属イオンをミトコンドリア内
に運び、適切にミトコンドリア内部に配送しなくてはならない。このような分子
交通を担っているのが、ミトコンドリア外膜に局在する β バレル型膜タンパク
質である。 β バレル膜タンパク質には、タンパク質をミトコンドリアへ輸送する
TOM 複合体、タンパク質を膜中へ埋め込む SAM 複合体、有機分子や金属
イオンを輸送する PORIN 複合体に大別される。これまでに講演者は、SAM
複合体及び PORIN 複合体についての構造・機能解析に取り組み、これらが
どのようにして機能するのか、その詳細な分子メカニズムについて解明して
きた。本公演では、SAM 複合体及び PORIN 複合体についての最新の研究成
果、そして今後の研究方針について発表する。
問合せ先 植物成長制御
梅田 正明 (mumeda@bs.naist.jp)

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