セミナー情報
分子シグナルが制御するせきつい動物のパターン形成
演題 | 分子シグナルが制御するせきつい動物のパターン形成 |
講演者 | 秋山 隆太郎 博士(バイオサイエンス研究科遺伝子発現制御研究室 博士研究員) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2017年12月25日(月曜日) 10:00~10:45 |
場所 | 大セミナー室 |
内容 | 多細胞生物の発生過程では、生体分子やそのシグナルがダイナミックに制御されることで組織のプレパターンが形成され、それを元に高次構造がつくられていく。我々はこれまでに、マウスの四肢形成をモデルに、転写因子Sall4を介した転写制御機構が後肢のプレパターン形成に必須であることを明らかにした。さらに、ゼブラフィッシュ胚の体節形成をモデルに、未分節中胚葉に存在する分節構造のプレパターンが、FGFシグナルの周期的な挙動によって規定されることを明らかにした。本セミナーではこれらの研究成果について紹介し、生体分子の動的性質を利用したパターン形成原理の理解に向けた今後の研究計画について概説したい。
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問合せ先 | 植物細胞機能 橋本 隆 (hasimoto@bs.naist.jp) |