セミナー情報
生化学的アプローチから明らかにする気孔アブシジン酸情報伝達 ー受容体からDNAまでー
演題 | 生化学的アプローチから明らかにする気孔アブシジン酸情報伝達 ー受容体からDNAまでー |
講演者 | 高橋洋平 博士 (Julian Schroeder Lab, Division of Biological Sciences, University of California, San Diego) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2017年8月28日(月曜日) 16:00~16:45 |
場所 | 大セミナー室 |
内容 | アブシジン酸(ABA)は、乾燥時の気孔閉鎖や遺伝子発現調節を介して、植物の生存に重要な役割を担う植物ホルモンであり、受容体PYR/PYL/RCAR発見を端緒として、SnRK2プロテインキナーゼを中心とした蛋白質リン酸化による情報伝達の概念が確立されてきた。本セミナーでは、とくに気孔におけるABA情報伝達に生化学的手法を応用することによって見出されたbHLH転写因子群AKSs (ABA-responsive Kinase Substrates)の生理的役割と、そのリン酸化によって仲介される新たな情報伝達経路およびメカニズムについて、一連の研究から得られた知見を紹介する。また、最近の研究から分かってきた新規ABA情報伝達因子とその役割についても併せて紹介したい。 |
問合せ先 | 植物発生シグナル研 宮島俊介 (s-miyash@bs.naist.jp) |