セミナー情報
植物のゲノム編集 –遺伝子の機能解明から農業形質の改良まで–
演題 | 植物のゲノム編集 –遺伝子の機能解明から農業形質の改良まで– |
講演者 | 遠藤真咲 博士(国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 主任研究員) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2017年3月3日(金曜日) 15:00~16:00 |
場所 | L12会議室 |
内容 | 使い勝手の良い人工制限酵素、CRISPR/Cas9の登場により、内在の遺伝子をピンポイントで改変するゲノム編集技術が脚光を浴び、生物種を問わず数多くの成功例が報告されている。我々はイネを中心に、ゲノム編集技術の植物への適用を目指した研究を行っており、発現コンストラクトの最適化やoff-target変異の低減、変異導入位置の制約の軽減に取り組んできた。植物におけるゲノム編集の有用性は、遺伝子の機能解析から農業形質の付与まで幅広いが、目的に応じて人工制限酵素の選択や発現方法の選択が必要となってくる。本セミナーでは、国内外のゲノム編集技術開発の現状、ゲノム編集によって作出した有用作物例を紹介するとともに、植物におけるゲノム編集の今後の課題と展望について論じたい。 |
問合せ先 | 研究推進機構 田中 章 (atanaka@rsc.naist.jp) |