セミナー情報
花粉管ガイダンスを制御する分子
演題 | 花粉管ガイダンスを制御する分子 |
講演者 | 東山 哲也 博士(名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所/大学院理学研究科/ERATOライブホロニクス・教授) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2015年12月18日(金曜日) 15:30~17:00 |
場所 | バイオサイエンス研究科 大セミナー室 |
内容 | 植物の受精において、花粉から伸び出した花粉管細胞は、雌しべ内部で正確に標的の胚珠(受精して種子になる組織)までガイドされる。興味深いことに、1つの胚珠に対してふつう1本の花粉管がガイドされる。いかにして花粉管の伸長方向が制御されるのか、またいかにして胚珠と花粉管の1:1の関係が成立するのか、多くの謎が残されている。我々はこれまでに、卵細部のとなりに2つある助細胞が、LUREという複数種のペプチドにより花粉管を誘引することを示してきた。さらに異分野融合研究により、マイクロデバイス技術、合成化学、ライブセル解析などを駆使することで、新たな鍵分子群を明らかにした。深部ライブイメージグ解析の結果も合わせ、花粉管ガイダンスのメカニズムを議論する。 |
問合せ先 | 植物発生シグナル 中島敬二 (k-nakaji@bs.naist.jp) |