セミナー情報
サリチル酸依存的レドックス変動を介した植物免疫活性化機構
演題 | サリチル酸依存的レドックス変動を介した植物免疫活性化機構 |
講演者 | 多田 安臣 教授(名古屋大学 遺伝子実験施設) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2014年11月7日(金曜日) 16:00~17:00 |
場所 | L12会議室 |
内容 | 細胞内酸化還元状態(レドックス)の認識と核へのシグナル伝達は、恒常性維持やストレス応答に重要な役割を担う分子システムである。サリチル酸(SA)は植物免疫系を活性化するシグナル伝達因子であり、植物における獲得抵抗性を誘導することで知られているが、その中心的機能は細胞内レドックス状態を変遷させることである。転写補助因子であるNPR1は、このレドックス変動を感知し、自身を酸化することで標的遺伝子群を発現誘導する。 本セミナーでは、NPR1による新奇細胞内レドックス認識機構と、本システムを標的とした病原性細菌の巧妙な寄生戦略についても紹介する。 |
問合せ先 | 細胞間情報学 高山 誠司 (takayama@bs.naist.jp) |