CLEペプチドとサイトカイニンを介した根粒形成の遠距離制御機構
- 演題
 - CLEペプチドとサイトカイニンを介した根粒形成の遠距離制御機構
 - 講演者
 - 川口 正代司 教授(基礎生物学研究所 共生システム研究部門)
 - 使用言語
 - 日本語
 - 日時
 - 2014年9月17日(水曜日) 15:30~17:30
 - 場所
 - 大セミナー室
 - 内容
 - マメ科植物の根に形成される根粒は、根粒菌が分泌するNodファクターによって誘導される。Nodファクターはサイトカイニンシグナリングを介して根粒原基を誘導するとともに、遠距離シグナル伝達経路を介した全身的な負の制御系を駆動し、根粒の過剰形成を抑制する。この全身的な制御系は根粒形成のオートレギュレーション (Autoregulation of Nodulation; AON) と呼ばれ、根からシュートへ伝達される「根由来シグナル」と、シュートから根に伝達される「シュート由来シグナル」より構成されている。本セミナーでは、「根由来シグナル(CLEペプチド)と「シュート由来シグナル」に関する新しい知見を中心に紹介する。また最近関心を持っている現代アートについてもふれる。
 - 問合せ先
 - 植物免疫学
西條 雄介 (saijo@bs.naist.jp) 
        奈良先端科学技術大学院大学