セミナー情報
根毛細胞形態形成における脂質シグナルの役割
演題 | 根毛細胞形態形成における脂質シグナルの役割 |
講演者 | 青山 卓史 教授(京都大学化学研究所) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2014年3月7日(金曜日) 10:00~11:00 |
場所 | L13会議室 |
内容 | 植物細胞の変化に富んだ形は一般的に、細胞全体または部分領域が一様に拡張する拡散成長、および細胞壁や細胞膜の生成が常に先端のみで起こることにより細胞の一部が伸長する先端成長の組み合わせによって形成される。その中で根毛は専ら先端成長によって生みだされる構造であり、極性を持った細胞形態形成の最も単純化された例として精力的に研究されています。我々は、細胞極性の確立・維持という観点から根毛形態形成過程を対象とし、生体膜上のシグナルであるリン脂質シグナルの役割に焦点を当てた研究を行っています。本セミナーではホスファチジルイノシトール4,5-ビスリン酸(PIP2)を生成する酵素であるPIP5K、およびホスファチジン酸(PA)を生成する酵素であるPLDに関して、根毛細胞形態形成の制御における最近の知見を紹介する。 |
問合せ先 | 植物細胞機能 橋本 隆 (hasimoto@bs.naist.jp) |