セミナー情報
多能性幹細胞としての神経堤細胞
演題 | 多能性幹細胞としての神経堤細胞 |
講演者 | 國貞 隆弘 教授 (岐阜大学大学院医学系研究科・組織器官形成分野) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2010年12月14日(火曜日) 16:00~ |
場所 | バイオサイエンス研究科 大セミナー室 |
内容 | 神経堤細胞は既に細胞の運命が大きく制限されている神経板・神経管由来であるにもかかわらずエピブラストに迫る3胚葉への多分化能を再度獲得する。我々は神経堤由来の一系譜である色素細胞系譜が,毛包内に定着後も複数の細胞に分化することを確認し,従来単一の運命と考えられていた神経堤細胞由来の幹細胞(組織幹細胞)にも多分化能が維持されていることを示した。今回,ES 細胞,あるいは胚から精製した神経堤細胞・色素細胞幹細胞を用いて,このような多分化能の維持に関連する遺伝子の探索について紹介したい。また,最近見出した色素細胞の新しい系譜に関する知見についても紹介したい。 |
問合せ先 | 分子発生生物学講座 高橋淑子 (yotayota@bs.naist.jp) |