セミナー情報
RNA結合タンパク質CBF-AはRNA輸送配列に結合し、
mRNAの局在化や翻訳状態を制御する
演題 | RNA結合タンパク質CBF-AはRNA輸送配列に結合し、 mRNAの局在化や翻訳状態を制御する |
講演者 | 福田 七穂 博士(カロリンスカ研究所 細胞分子生物学部) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2013年5月28日(火曜日) 09:00~10:00 |
場所 | L12会議室 |
内容 | mRNAの細胞内局在は、極性を持つ細胞におけるタンパク質の働きに重要な機構の一つである。局在化には、輸送されるmRNAの3’UTRに存在する特定の配列と、その配列を認識するRNA結合タンパク質とが必要とされる。私達は新たなRNA結合タンパク質としてCBF‐Aを同定した。CBF‐Aは様々な組織に発現しており、これまでにオリゴデンドロサイト、神経細胞および精細胞において、特定の結合配列を含む複数のmRNAの制御に関与していることが分かった。本セミナーでは、最近私達が明らかにしたCBF‐Aのスプライスバリアントの役割の違いを中心として、CBF‐AによるmRNAの制御機構について紹介する。 参考文献 (1) Raju et al., Mol Biol Cell, vol.1, Issue 22, p1864‐1877 (2011). (2) Percipalle et al., RNA biology, vol.6, Issue 2, p171‐174 (2009). |
問合せ先 | 構造生物学 箱嶋 敏雄 (hakosima@bs.naist.jp) |