セミナー情報
植物発生における基本メカニズムとその変形
~分裂組織の形成と地上部器官の多様化~
演題 | 植物発生における基本メカニズムとその変形 ~分裂組織の形成と地上部器官の多様化~ |
講演者 | 相田 光宏 博士(植物発生学研究室 特任准教授) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2013年2月1日(金曜日) 15:00~16:00 |
場所 | L12会議室 |
内容 | 植物の発生の一番の特徴は、一生を通じて新しい器官を体に継ぎ足しながら成長する点にある。この成長のプロセスは茎および根の先端にある分裂組織の活動により支えられている。植物は分裂組織からつくられる器官の種類を変化させたり、一度つくった体の一部に新しく分裂組織を付け加えたりすることで、複雑に変動する外部環境に自分の体をうまく適応させながら成長を続けることが出来る。本セミナーでは地上部の形づくりを担う分裂組織である茎頂分裂組織に焦点を当て、分裂組織の形成に中心的な役割を果たすいくつかの転写因子の機能に関する我々の取り組みを紹介すると ともに、それらが植物における器官形態の多様性にどのように役立っているかについて議論する。 参考文献 1. Nahar MAU et al. (2012), Plant Cell Physiol 53: 1134‐1143. 2. Takeda S et al. (2011), Plant J 66: 1066‐77. 3. Karim MR et al. (2009), Plant Cell 21: 1360‐72. |
問合せ先 | 分化・形態形成学 横田 明穂 (yokota@bs.naist.jp) |