分子医学細胞生物学研究室の元博士研究員の藤岡敏史さんが第78回日本細胞生物学会大会において「若手優秀発表賞」を受賞
分子医学細胞生物学研究室の元博士研究員の藤岡敏史さんが第78回日本細胞生物学会大会において「若手優秀発表賞」を受賞しました。
受賞のコメント
この度は第78回日本細胞生物学会大会 若手優秀発表賞を受賞することができ、大変光栄に存じます。多数の応募者の中から本研究が評価いただけたことを大変ありがたく感じております。本研究を行うにあたりご指導いただいた末次志郎教授および西村珠子准教授、サポートいただいた分子医学生物学研究室の皆様に深く感謝申し上げます。本賞を励みに、今後も研究の発展に向けて日々努力してまいります。
https://www.jscb.gr.jp/prize/junior/young_winners/

受賞研究課題名
細胞突起由来の細胞外小胞を介した積荷タンパク質の効率的送達
受賞内容
細胞外小胞は、細胞から外部に放出される脂質膜小胞です。細胞外小胞の一部には、シグナルタンパク質などの積み荷分子が含まれており、受容細胞の形態を変化させることが知られています。しかしながら、積み荷分子が、細胞外小胞を介して、細胞の形態を変化させるのに十分な量が送達されるかどうかは不明でした。我々は、細胞運動を促進するシグナル中間分子であるRac1が細胞外小胞の積み荷として送達されることに着目し、定量的に調べました。すると、細胞外小胞由来Rac1が、直接タンパク質を注入する方法(マイクロインジェクション)で細胞運動を誘導した場合と同程度の量が、受容細胞に供給されることが分かりました。さらに、ゲノム編集酵素Cas12fを積み荷として含む人工細胞外小胞を作製し、従来の人工細胞外小胞に比べ高効率でゲノム編集できることを示しました。
受賞団体名
分子医学細胞生物学研究室
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses210.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/suetsugu/
(2026年09月25日掲載)
奈良先端科学技術大学院大学