研究成果の紹介
花発生分子遺伝学研究室の古田優生さん(博士後期課程2年)が学術変革領域「挑戦的両性花原理 若手の会2024」において「優秀口頭発表賞」を受賞
花発生分子遺伝学研究室の古田優生さん(博士後期課程2年)が学術変革領域「挑戦的両性花原理 若手の会2024」において「優秀口頭発表賞」を受賞しました(2024年12月17日)。
受賞のコメント
この度「挑戦的両性花原理 若手の会2024」において「優秀口頭発表賞」を受賞することができ、大変光栄に思います。ご指導いただいた伊藤教授、山口准教授をはじめ、これまでに多くの議論・アドバイスをしてくださった周囲の方々のおかげです。今後もさらに研究を発展させ、新たな知見を得られるように精進したいと思います。

受賞研究課題名
シロイヌナズナにおける花弁脱離制御機構の解明
植物の器官脱離である花は次世代を残すために重要な器官です。受精を終え不要となった花弁を植物は積極的に脱離させていると考えられています。しかし、その詳細なメカニズムは明らかになっていません。
本研究では植物ホルモンであるジャスモン酸の下流でどのように花弁の脱離が制御されているのかを解析しました。ジャスモン酸関連遺伝子の変異体では花弁の脱離が遅れていました。また、変異体を用いた表現型解析やトランスクリプトーム解析によって、オートファジーが花弁の脱離を制御する一因であると明らかにしました。
関連資料
https://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/flower/info/2025/01/2024-2.html
【花発生分子遺伝学研究室】
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses112.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/ito/
(2025年03月05日掲載)