NAIST 奈良先端科学技術大学院大学 バイオサイエンス領域

研究成果の紹介

バイオサイエンス研究科ストレス微生物科学研究室の高木博史教授が公益社団法人日本生物工学会より「第11回生物工学功績賞」を受賞

バイオサイエンス研究科ストレス微生物科学研究室の高木博史教授が公益社団法人日本生物工学会(会員約3,200名)より「第11回生物工学功績賞」を受賞 しました(平成29年5月25日)。授賞式は平成29年9月11日に開催予定です。

https://www.sbj.or.jp/news/news_award_20170626.html

【受賞課題名】

「微生物におけるアミノ酸の代謝制御機構・生理機能の解析とその応用」

【受賞コメント】

この度は栄誉ある「生物工学功績賞」をいただき、身に余る光栄です。微生物のアミノ酸研究の重要性と面白さを教えていただいた味の素(株)の皆様をはじめ、ご指導・ご協力いただいた研究室のスタッフ、学生さんに心よりお礼申し上げます。今後もお世話になった方々や微生物への感謝を忘れず、「今が故郷」の気持ちで、基礎・応用のバランスを意識したユニークな研究を目指したいと思います。

【受賞内容】

受賞者は、酵母・大腸菌・放線菌など多様な微生物を対象にして、生命の基幹物質であるアミノ酸の代謝制御機構と生理機能に着目した研究を基礎から応用へ幅広く展開している。例えば、酵母におけるプロリン・アルギニン代謝を介した酸化ストレス耐性機構の製パン技術への応用やロイシン代謝研究に基づく高香味性泡盛の商品化、大腸菌のシステイン代謝制御機構の解明と発酵生産への応用など学理の究明に留まらず、基礎研究での知見を独自性高く実用化研究へと展開している。産学連携の推進による社会への貢献を常に意識した取り組みを含め、功績賞に相応しい多くの業績をあげている。本学会の英文・和文誌に25報以上の論文や総説を発表しており、理事(広報・学術担当)や関西支部長として本学会の運営にも貢献している。

【ストレス微生物科学研究室】 

研究室紹介ページ:http://bsw3.naist.jp/courses/courses305.html
研究室ホームページ:http://bsw3.naist.jp/takagi/

(2017年07月12日掲載)

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