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修了セレモニーを開催しました
3/24(水) バイオサイエンス研究科大講義室において、バイオ修了セレモニーをおこないました。
当日はあいにくの天候でしたが、学生教職員含め約100人以上参加してジョークを交えた楽しい式となりました。真木研究科長からは、NAISTの厳しい修士論文の選考を乗り越えた修了生たちへ「あなたたちはすばらしい!」と激励と祝辞を頂きました。続いて、優秀学生賞・矢野賞の授与式が執り行われました。受賞された修了生には真木研究科長から賞状とトロフィーが、所属する研究室の後輩たちから花束が贈呈されました。受賞者挨拶ではお世話になった教職員の方々への感謝の言葉や、中には研究生活は苦しい日々だったと吐露する方もいらっしゃいました。
また、送辞では在校中誰もがお世話になった保健管理センター看護師 西山 絹代さんより非常にユーモラスな送る言葉を頂き会場を沸かせて頂きました。そして答辞では、修了生たちの研究生活やイベントの写真を背景に音楽がながれる中、優秀学生賞受賞者である仲谷豪さんが修了生と一体感のとれた答辞を行ってくださいました。
別れの涙ではなく、終止笑顔で明るいバイオサイエンス科らしい修了セレモニーになりました。
最優秀学生賞
- 酒井 謙一郎(さかい けんいちろう)(分子発生生物学 M2)
- 仲谷 豪(なかたに たけし)(細胞機能学 M2)
- 高塚 大知(たかつか ひろとも)(植物組織形成学 D3)
- 安達 澄子(あだち すみこ)(植物組織形成学 D3)
矢野賞
- 久保 祐亮(くぼ ゆうすけ)(細胞内情報学 M2)
- 渡辺 景子(わたなべ けいこ)(分子発生生物学 M2)
修了セレモニーを振り返って
3月24日のバイオサイエンス科での修了セレモニーでは、真木先生の祝辞から始まり、Naist最優秀学生賞・矢野賞受賞者の発表、送辞・答辞、退職者への花束贈呈、記念写真撮影というプログラムで行われました。Naist最優秀学生賞、矢野賞受賞者には、それぞれ一言挨拶をして頂きました。そこで、皆さんが口をそろえておっしゃられたのが、自分がこの賞を受賞出来たことは、決して自分一人の成果ではなく、先生やラボの仲間、他の研究室の方の協力があったからこそだということでした。
研究を通じて、人に支えられていることや、また自分自身も誰かを支えているということを実感されておられることがよく伝わってきました。
送辞の挨拶では、保健管理センターの西山絹代さんにこれから社会に旅立つ修了生に対して力強いエールの言葉を贈って頂きました。内容を簡単に紹介させて頂くと、まず人間関係について、これから会社に入って新たな人間関係を築いていかれるはずですが、皆がみな自分と気の合う人であるとは限りません。では、そんな時どのように対処すればよいか?西山さんのこれまでの経験から、無理に自分をその人と合わそうとせず、またその人を理解しようとせず、気が合わない人として割り切って(ただし、その人に対して不快な態度をとるのではなく)、自然に普段のままの自分で接していれば、そのうちその人とも馴染んでくるのだそうです。時にはその人を理解さえできるのだそうです。つまり、社会での人間関係も自分の考え方次第で、苦しくも楽にもできるというアドバイスでした。
次に、自分が出世した時、そんな時はお世話になった自分の周りの人達や自分の後輩に対しておごってあげなさいと言うことでした。つまり、これまで自分が支えられ、お世話になったことを、周囲にお返ししなさいということでした。
答辞の挨拶では細胞機能学講座の仲谷豪さんが、これまでの2年間を振り返って、多くの経験をラボの仲間や友達としてきたことを話して頂きました。仲谷さんの背後のスクリーンには、各研究室で撮った修了生の写真がアルバムとして紹介され、とても感動的な一場面でした。
学生幹事会修了セレモニー 幹事一同
(2010年04月06日掲載)