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UCDオンラインジャーナルセミナーを開講しました
バイオサイエンス領域と米国のカリフォルニア大学デービス校(UCD)は、オンラインシステムを利用したジョイントジャーナルセミナーを、毎年1月から3月に開講しています。12年目を迎えた今年度は、バイオサイエンス領域から10名、UCDから8名の学生が参加し、8回のセッションを通じて植物科学に関する最新の原著論文について討論しました。
本講義の特徴は、学年や研究経験の多少に関わらず、互いに助け合いながら、植物科学の重要な論文について理解を深められる点にあります。また毎回交代で担当するメンター教員2名が補足的な説明やコメントを加えることで、潜在的な問題点や将来の発展性に関して気付きを得ることが出来ます。
コロナ禍が始まった2020年度以降、本講義はZoomを用いて開講しています。画面上にシェアされた図を互いにアノテーションしたり、チャットを使ってリアルタイムで情報を交換するなど、学生によるツールの使用方法も年を追うごとに洗練されて来ています。
本講義は、これまでUCDのJohn Harada教授と本学の中島敬二教授がオーガナイズしてきましたが、Harada先生のご退職に伴い、UCDの担当者が今回からBo Liu教授に変更となりました。Harada先生は、引き続きUCDの学生教育に携わっておられ、今年度もメンター教員の1人として参加して下さいました。本学の担当者についても、来年度から池内桃子特任准教授に交代となる予定です。新しい体制で本講義がさらに進化してゆくことが期待されます。
(2024年03月08日掲載)