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11月13日(土)、オープンキャンパス2010を開催しました
2010年11月13日に、小学生から一般の方までを対象として、NAIST オープンキャンパス '2010 を開きました。バイオサイエンス研究科 (NAIST バイオ) では、おこなわれている研究を知ってもらうために 10 のブースで最新の研究内容のデモ展示を行いました。また未来の科学者に、さらなる科学への興味を親子で分かち合ってもらう事を目的に、小•中学生の子供さんとお持ちのご家族で「バイオ」の体験をしてもらう参加型のプログラムを2題、『顕微鏡でのぞくミクロの世界』と『蛍光タンパク質を取り出そう!』を催しました。
デモ展示では、顕微鏡を使った展示や実際に研究に利用されている動物の様子など、研究を分かりやすく説明したポスター展示などを行いました。説明に当たった大学院生たちは、バイオの原理やバイオ技術について、ふだんは自分たちが抱かないような観点からの参加者の質問に四苦八苦しながらも、楽しそうに答えていました。体験学習の『顕微鏡でのぞくミクロの世界』は、身近な生き物をビデオマイクロスコープや電子顕微鏡で観察しようというものでした。参加した小学生は持参した植物の葉や昆虫の観察に夢中でした。顕微鏡を通した世界は刺激と驚きの連続だったに違いありません。また『蛍光タンパク質を取り出そう!』では、クラゲの蛍光タンパク質を作らせるようにした大腸菌から、蛍光タンパク質だけを取り出して、光るタンパク質を見てみようというものです。細胞を破壊するために利用した液体窒素の性質も体験してもらいました。木の葉など何でも凍らせてしまう怖さと共に、一瞬にしてゼリーを凍らせる楽しい体験もできたと思います。「家でも蛍光タンパク質を光らせるにはどうしたらいいでしょうか?」と、一緒に参加したお母様とうれしそうに質問していました。
(2010年12月01日掲載)