イメージングを駆使して微生物と植物の相互作用を捉える
- 演題
 - イメージングを駆使して微生物と植物の相互作用を捉える
 - 講演者
 - 大津 美奈 博士 (日本学術振興会 海外特別研究員 John Innes Centre (United Kingdom), Christine Faulkner Group)
 - 使用言語
 - 日本語
 - 日時
 - 2020年12月22日(火曜日) 16:00~16:45
 - 場所
 - 開催はZOOMによる電子開催です。
参加をご希望の方は、別途ZOOMのURLをお知らせいたしますので、bsjimu-kyomu@bs.naist.jp まで、
参加希望の旨をご連絡ください。 - 内容
 - 微生物との相互作用によって、植物には様々な形態変化が起こる。目に見える大きな変化を起こす微生物もいれば、肉眼では観察できない変化を起こす微生物も存在する。興味深いことに、植物に感染する微生物は、植物の情報伝達をハイジャックし、微生物に都合の良いように植物細胞を作り替えることができる。本研究は、微生物が植物に引き起こす変化を一つのツールとして利用し、これまで謎に包まれていた植物細胞で起こる現象を普遍的に理解することを目指している。植物細胞内で起こっている小さな変化を見逃すことなく捉えるため、これまでに様々な独自のイメージング系を構築している。本セミナーでは、①植物寄生性線虫であるシストセンチュウはどのように体細胞融合を引き起こすのか、また②植物病原糸状菌はどのように細胞間コミュニケーションを撹乱するのかという謎に迫る二つの研究について紹介したい。
 - 問合せ先
 - 植物細胞機能研究室
橋本 隆 (hasimoto@bs.naist.jp) 
        奈良先端科学技術大学院大学