セミナー情報
トマトの実を育む細胞壁の変化
演題 | トマトの実を育む細胞壁の変化 |
講演者 | 岩井 宏暁 博士 (筑波大学生命環境系 准教授) |
使用言語 | 日本語 |
日時 | 2016年9月23日(金曜日) 15:00~16:00 |
場所 | バイオ大セミナー室 |
内容 | 花は受粉が終わると、次世代を生む種子を育む実をつくる。この過程で、役目を 終えた花は「落花」により、熟した果実は「落果」によって茎を離れ る。ま た、果実は成熟に伴って「軟化」することが知られている。これらは劣化や衰え による現象のように見えるが、実はここに植物細胞の巧みなしく みがある。植 物細胞に特有の細胞壁に注目し、そこからトマトの開花や結実に伴う器官脱離に ついて、そして、果実軟化における柔らかい果実専用の 「しなやかな細胞壁」 への再構築機構について、紹介を行う。 本セミナーでは、これらのトピックスを通して、植物の生存戦略における細胞壁 の役割について議論したい。 |
問合せ先 | 植物代謝制御研究室 出村 拓 (demura@bs.naist.jp) |