Membrane-bound Transcription Factors in Arabidopsis
- 演題
 - Membrane-bound Transcription Factors in Arabidopsis
 - 講演者
 - 小泉 望 教授 (大阪府立大学 生命環境科学部)
 - 使用言語
 - 日本語
 - 日時
 - 2010年11月19日(金曜日) 15:30~
 - 場所
 - バイオサイエンス研究科 大セミナー室
 - 内容
 転写因子の一部は細胞膜や小胞体膜に膜貫通領域を介して結合している。それらMTF(Membrane-bound Transcription Factor)は様々な刺激に応答して膜に局在するRIP(Regulated Intramembrane Proteolysis)プロテアーゼにより、タンパク質レベルで切断を受け、核へ移行して標的遺伝子を活性化する。シロイヌナズナの約26,000の遺伝子のうち2,000近くが転写因子をコードし、その10%程度がMTFであると予測されている。演者らは小胞体ストレス応答を制御する転写因子として植物のMTFとして初めてシロイヌナズナのbZIP60を単離した。
本セミナーではbZIP60の小胞体ストレス応答における働きについて概説するとともに、それ以外の役割の可能性について述べる。
- 問合せ先
 - 植物代謝調節学
出村 拓 (demura@bs.naist.jp) 
        奈良先端科学技術大学院大学