構造活性相関研究から見えてきたRuBisCOのCO2固定反応機構の不思議
- 演題
 - 構造活性相関研究から見えてきたRuBisCOのCO2固定反応機構の不思議
 - 講演者
 - 齋藤 洋太郎 博士(京都大学生存圏研究所バイオマス変換分野)
 - 使用言語
 - 日本語
 - 日時
 - 2012年2月1日(水曜日) 11:00~12:00
 - 場所
 - 大セミナー室
 - 内容
 - RuBisCOは植物の光合成においてCO2を糖りん酸に結合する鍵酵素であり、律速因子でもある。RuBisCOの改良により植物の光合成を促進できれば、食糧の増産だけでなく、地球温暖化の原因とされる大気CO2を削減することや、植物を原料としたバイオエタノールやバイオプラスチックなどを高生産することにも繋がると考えられるが、これまで植物RuBisCOの改良に成功した例は無い。我々はこれまでに「硫黄代謝系」で働くRuBisCOと似たタンパク質(RLP)にも、何故かRuBisCOの「CO2固定反応機構」に似た性質があることを発見した。セミナーではCO2固定反応機構を再考し、改めてRuBisCOの改良の可能性を探りたい。
 - 問合せ先
 - 分化・形態形成学
横田 明穂 (yokota@bs.naist.jp) 
        奈良先端科学技術大学院大学