研究成果の紹介
花発生分子遺伝学研究室のWang Yicong博士研究員が「Cold Spring Harbor Conference Asia “Integrative Epigenetics in Plants”」において「Poster Award」を受賞
花発生分子遺伝学研究室のWang Yicong博士研究員が「Cold Spring Harbor Conference Asia “Integrative Epigenetics in Plants”」において「Poster Award」を受賞しました(令和4年12月14日)。
受賞のコメント
この度は、Cold Spring Harbor Conference Asia “Integrative Epigenetics in Plants" ポスター賞を頂戴し、誠に光栄に思います。いつも辛抱強く、丁寧に指導していただいた伊藤先生と山口先生をはじめ、研究室の皆様のおかげで受賞することができました。これからも努力して新たな発見ができるよう精進していきます。
受賞内容
「Functional analysis of the histone modification enzymes SDG7 and SDG8 during Arabidopsis development.」
ヒストンのメチル化のSET DOMAIN GROUP(SDG)タンパク質であるシロイヌナズナのSDG7とSDG8は、ヒストンH3の36番目のリジンをトリメチル化(H3K36me3)することで、標的遺伝子の発現を活性化して植物の発生や分化を制御すると予想されています。当研究室はSDG7やSDG8と複合体を形成する転写因子の網羅的な同定、SDG7とSDG8の下流ターゲット遺伝子の網羅的かつ定量的な同定、さらにSDG7とSDG8が発生過程を制御する分子基盤の解明しました。本研究内容をCold Spring Harbor Conference Asia "Integrative Epigenetics in Plants"にてポスター発表を行い、ポスター賞を受賞しました。
Cold Spring Harbor Asia
https://www.csh-asia.org/
【花発生分子遺伝学研究室】
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses112.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/ito/
(2023年01月04日掲載)