研究成果の紹介
分子情報薬理学研究室の鳥山真奈美助教が第72回日本細胞生物学会大会の「若手優秀発表賞」を受賞
分子情報薬理学研究室の鳥山真奈美助教が、第72回日本細胞生物学会大会の「若手優秀発表賞」受賞者に決定しました(令和2年5月29日)。授賞式は令和2年6月10日にZoomで開催されました。 本賞は若手研究者の研究発表を表彰することにより、細胞生物学研究者の育成を図り、独立を助けることを目的としています。
一般社団法人日本細胞生物学会ホームページ:
http://www.jscb.gr.jp/
受賞研究課題名
ヒトアトピー性皮膚炎中における樹状細胞がもつ一次繊毛の免疫学的役割
受賞のコメント
このような栄えある賞をいただき、大変光栄に存じます。研究は時に辛いこともありますが、受賞を糧に今後もより一層精進して参ります。最後にいつも建設的なご意見を下さった共同研究者の先生方と、研究生活を支えてくれた家族にはこの場を借りてお礼申し上げます。
受賞内容
本研究では一次繊毛と呼ばれる細胞小器官が、皮膚の免疫細胞の増殖や成熟を制御し、アトピー性皮膚炎の増悪に関わりうることを初めて示しました。アトピー性皮膚炎は寛解と増悪を繰り返す疾患であり、根治療法は現在開発されていませんが、本研究の発展により、一次繊毛機能制御を通じたアトピー性皮膚炎治療薬開発への応用が期待されます。
【分子情報薬理学研究室】
研究室紹介ページ: https://bsw3.naist.jp/courses/courses202.html
研究室ホームページ: https://bsw3.naist.jp/itoh/
(2020年06月24日掲載)