研究成果の紹介
花発生分子遺伝学研究室の上村祥さん(博士後期課程2年)が公益財団法人日本科学協会の2019年度笹川科学研究助成対象者に選ばれました。
花発生分子遺伝学研究室の上村祥さん(博士後期課程2年)が公益財団法人日本科学協会の2019年度笹川科学研究助成対象者に選ばれました。
助成受託コメント
このたび、公益財団法人日本科学協会より2019年度笹川科学研究助成に採択していただきました。植物科学の発展に貢献できるよう、本研究課題を推進していきます。
助成受託研究テーマ
「花幹細胞の成長プログラムを変えるクロマチン三次元構造変化と植物ホルモンの蓄積」
植物ホルモンであるジベレリンは細胞伸長の促進や種子を休眠打破させる役割を持つことが知られていますが、花の幹細胞を含む領域である花メリステムでの機能はこれまでに報告されていません。本研究では、遺伝子発現の制御機構であるクロマチン三次元構造の変化を介した花メリステムにおけるジベレリン生合成の調節機構、及びジベレリンの花メリステムにおける機能解析を行います。
関連資料
・AGAMOUS Controls GIANT KILLER, a Multifunctional Chromatin Modifier in Reproductive Organ Patterning and Differentiation. Ng et al., 2009; PLOS BIOLOGY.
・Regulation of floral meristem activity through the interaction of AGAMOUS, SUPERMAN, CLAVATA3 in Arabidopsis. Uemura et al., 2018; Plant Reproduction.
公益財団法人日本科学協会
https://www.jss.or.jp/
【花発生分子遺伝学研究室】
研究室紹介ページ:https://bsw3.naist.jp/courses/courses112.html
研究室ホームページ:https://bsw3.naist.jp/ito/
(2019年04月16日掲載)