卒業生の声 - 拡がるNAIST遺伝子 -
上野山 美沙 さん
- 旭化成アミダス
- 2010年度(修士) 植物代謝調節学
講義や演習が面白い、就職活動への支援が手厚い、そして個性的な仲間達!
大学3年生の冬、留学から帰ってきた私は進路に迷っていました。就職しようか、大学院に進学しようかと。まぁ理系に進んだことだし、実験も好きだし、周りで進学する子も多いし、大学院に行こうかな!と奈良先端大を受験し入学した年の秋、リーマンショックは起こったのでした…。 奈良先端大で辛かった時期は、進学せず就職活動をしていればという後悔が何度も頭をよぎりました。でも、社会人になって大学院時代を振り返ってみると、講義や研究室で培った知識や実験技術、そして個性的でおもろい(コテコテで、泥臭い、情に厚い)同期達がいなければ、今こんなにもHappyな人生を送れていなかっただろうなと確信しています。
奈良先端大のいいところはたくさんあるのですが、私は講義や演習が面白い、就職活動への支援が手厚い、そして『おもろいやつ』が多い!がベスト3だと思っています。 職場では分子生物学の基礎知識が必要なのですが、これは間違いなく奈良先端大の講義で培った知識が活きています。基礎研究にも注力しているところで働かせて頂いているのですが、発想の柔軟さや知識の応用は演習で鍛えられたと感じています。
就職活動は院側の支援もさることながら、同期みんなで頑張るという一体感があったのがとても良かったです。辛いこともたくさんありましたが、みんなで慰め励まし合い乗り越えることができたと思います。 そして、何よりもおもろくてノリのいい友人達が多かったのが印象的でした。私が修士2年の時、全研究室にビラを配って開催した飲み会で、寄付を募ったところ気持ちが多く集まり、飲み会を2回開催できる程のお金が集まったことは今でも忘れられません。夜通し飲みながら真面目な話からバカ話までたくさん語り合ったことは一生の思い出です。関西弁で言う、『ホンマにええやつ』ばかりでした。
在学中は、研究室のメンバーにたくさんご迷惑をおかけし、本当に申し訳なく思っています。社会人になってからは奈良先端大でのことを反省し、1年目から任された開発初期の製品を量産段階まで仕上げ、今日も元気に実験成果を出しています。業務の中では、研究室で培った実験技術がなければこんなにも貢献できなかったなと感じるシーンもよくあり、その度に感謝の気持ちが湧いてきます。
奈良先端大受験を考えられている皆様、私は自信を持ってお勧めします!在学生の皆様、もし研究や就職活動に行き詰っていたとしても、前を向いて生きていれば、いつかその過去を肯定できる日が来ます!最後に、奈良先端大でお世話になった先生方や事務方の皆様、本当にありがとうございました!
【2014年07月掲載】